売上を追求することが果たしてあなたを解放するのか

ほとんどの人はアルバイトでも正社員でも雇われの身をやったことがあるのではないだろうか。時給でも年収でもいいが、それを増やすというベクトルに進むヒトが一定割合いる。

特に向上心の高い人は年収を上げるべく努力する傾向にあるし、ヒトの能力を測るわかりやすい指標としても使われる。

このパラダイムを引き継いで独立するとまずは売上を上げていくことを目指していくのではないだろうか。それは決して間違ってはいない。自分の生活の源泉になるのが売上だからだ。

しかし、独立して順調に売上を上げて、生きていけるようになってからは果たしてその選択があなたの理想につながるのかは冷静に考えてみるとよい。あなたは何のために独立したのだろうか。

よりよい生活のため?モテたい?家族のため?自由のため?名声名誉のため?理念やビジョンのため?etc…

まぁ人それぞれだ。当然。

だからこそ決してあなたが独立した動機と照らし合わせて、今が理想ではないのだとするなら、必ずしも売上を上げることが、あなたを理想に近づけることにはつながらないことを理解するべきである。

売上は上がれば上がるほど、結果的にはステークホルダーが増える傾向にある。となると責任が重くなる。新しいことを学んだり、向き合ったりする必要がある。それをあなたが望んでいるのかが重要だ。

あなたの望む人生は今の事業をより大きくすることで本当に手に入るのか?そんな観点で一度足を止めて考えてみてほしい。決して世の中の素晴らしい経営者の方々の金言に惑わされぬよう。

SHARE
目次